maimie 1st full album
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2020年3月1日M3春2020リリース
maimieの集大成、1st full album。
1. リフレクション
作詞:北川勝利/maimie 作曲・編曲:北川勝利(ROUND TABLE)
2. 深夜急行
作詞:hotaru 作曲・編曲: 白戸佑輔
3. zero gravity
作詞:maimie 作曲・編曲:eba
4. ウェザーリポート
作詞・作曲:maimie 編曲: 園田健太郎
5. 海の底
作詞:maimie 作曲・編曲: waiai
6. 24時の余白
作詞・作曲・編曲: 園田健太郎
7. テロメア
作詞:maimie 作曲・編曲: 大川茂伸
8. はじまりのおと
作詞:maimie 作曲・編曲: やしきん
maimie
Produce, Vocal, Design小嶋``ojjy``淳一朗(BUNGEE STUDIO)
Recordingyoshi(Immaterial Art)
Mixing
maimie’s review & liner notes
わたしが漫画『火の鳥』に出会ったのは小学生の頃だった。
当時のわたしには難しすぎて、なんとなくストーリーを読み、それを面白いと思ったのか文字通り何百回と繰り返し読んだ。(特に未来編と太陽編がお気に入りだった。)
cosmozone=宇宙生命。これはその『火の鳥』にでてくる手塚治虫氏の造語である。
細胞や虫けらから恒星に至るまで、全ての生命が死の向こうで帰結し、集まってできた宇宙生命、火の鳥。
今回はそんな壮大なテーマでアルバムを制作した。
その理由はこうだ。
いままでのわたしは、自分がひとりで生きているような、どこか悲劇のヒロインを演じながら生きてきた。それはいままでリリースした楽曲にもよく表れているように思う。
恥ずかしい話だが、正直に言おう。「独り」という言葉を盾に、誰かに同情して欲しかった。
ただ、そんな自分に違和感を感じ始めたのがちょうど『eternal return』をリリースした頃である。どう考えても、どう言い訳しても、わたしは「独り」じゃない、歌とわたしの乖離がうまれはじめた。とても、混乱した。
そんな状況に対して冷静になれたのは『砂の城』をリリースした頃。
いまの自分が何で構成されているのか考えたときに、もういままで歌い続けてきた「自分だけ」の世界というのはありえないと、どうあがいてもありえないんだと、ある意味諦念に近い感情が生まれた。
周囲の人、そして聴いてくださるあなた。皆さんがなにひとつ欠けてはわたしは存在しえない。
そのときに、わたし自身もこの宇宙を構成するひとつの存在なんだと考えるに至った。
そうすると、なんだかもうひとりだって歌うのもちょっとmaimieとして嘘をついているような、そんな気持ちになる。
愛とか平和とかそんなことまではまだわからないけれど、たしかに言えるのは、もうひとりじゃないってこと。
それに気づかせてもらった気がします。
世界の端っこかもしれないけれど、ちゃんとそれを構成するものとして、cosmozoneとして生きる、役割を、約束を果たす。
そんな決意のもと、このアルバムは作られました。
そして、あなたもひとりじゃないってことを伝えたい。
聞こえのいい言葉かもしれないけれど、わたしはなにもできないかもしれないけれど、もしこのアルバムを聴いて少しでも寂しい気持ちが安らぐなら。
そんな希望をもって送り出します。
山口県出身、東京都在住。
大阪大学文学部倫理学専攻にて哲学を学ぶ。
3歳よりピアノ・ソルフェージュを始め、9歳より合唱部所属(アルト)。
幼少よりアレサ・フランクリン、マライア・キャリーなどの洋楽を聴いて過ごす。
高校・大学とアニメソング・ゲームソングにどっぷりハマり、作風に影響を受ける。
その後、ボーカルスクールVOATでPOPS・R&Bの歌唱法を習得。
VOATではショーケース生に選抜、100日間の集中レッスンを受け、ショーケースof VOATに出演。
2015年よりアーティスト向けのガイドボーカル・コーラスで活動し、
ガイドボーカルは約400曲、コーラスは約150曲の参加作品がある。
2018年には「隣の家族は青く見える」にて劇伴BGMにも参加。
「特捜9」では、挿入歌の「愛人ホテル」を歌唱し話題となった。
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